Coffee

from by TeraPicos

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lyrics

戸棚の中 赤い缶が一つ
懐かしい色のふたを開けば
さらさらと揺れる記憶の粒

部屋の中を淡い陽射しが包む
時を忘れさせるかのような
珈琲の薫りが ひらり

お砂糖二個入れなきゃ
飲めなかった昔のわたし  
甘い夢に溺れた少女には
苦すぎた珈琲

今も浮かぶ 滲む情景
太陽を背に燥いだ少女
青い空の下に咲いた笑顔

少女の横 微笑むあなたの
(少女の心を揺らしてた)
微かに薫る珈琲の薫り
わたしの心の栞

淡い色に染めた
ふたりの空は あの日のままで
弾けたなら溶けて消えた言葉
いつも胸に染みて

季節の中 幾つも
芽吹いて 咲いて 枯れて行く花
いつでも胸の内には
あなたの笑顔が揺れた

ちょっと遠くへ出掛けると
少女の頭を撫で旅立つあなたを
待ち続けた少女 帰らない彼
やがて少女も大人に
心の枯れない花は揺らめいてた

吹き荒ぶ風に煽られて
叩き付けられる雨に打たれて
それでも折れずにいたその花を
震えるその手で手折るのは
この─

悠い夢に溺れ
あなたの薫り あの日のままで
この珈琲(ゆめ)が冷めてしまうまでは
あなたがそばにいる

あのときもっとずっと
わたし大人になれたのなら
今もあなたの傍
寄り添うように笑い合えたかな

お砂糖二個入れなきゃ
飲めなかった昔のわたし
あなたはそれを見て笑う
わたしもつられて笑う

冷たくなるカップを見つめてる
思い出は また胸の中しまい込む
戸棚の中にそっと
カップの底に揺れた甘い珈琲を
飲み干したなら
わたしは夢から醒めてしまう

credits

from Petit4, track released February 16, 2011

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